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画像の色調補正(2)

Adobe® Photoshop®7.0.を例に、画像の色調補正について説明いたします。他の写真をあつかうアプリケーションソフトでも、使われている用語は同様のものが多いので、参考にしていただけると思います。

( )の中の記述は、ショートカットキーになっています。



色合いを変えてみよう

画像の色調補正(1)では、明るさやコントラストを調整することによって、使えそうに無い写真をなんとか使える写真に変えることができました。
今回はもう一歩進んで、色合いを変えてみましょう。
色相・彩度を調整することによって、同じ写真でもまた違った顔が見えてくるから不思議です。

色について

「色の三原色」「光の三原色」という言葉をきっとみなさんもお聞きになったことがあると思いますが、ここではWebサイトに載せることを前提にしていますので、「光の三原色」に絞ってお話したいと思います。

テレビのブラウン管やコンピュータのディスプレイなど発光するものは、この三原色の組み合わせで色を作り出します。■赤(red)■緑(green)■青(blue) の三色です。「光」なので、何もないと■黒(black)、三原色がすべて重なると□白(white) になります。色を加えるほど明るくなるので、加法混色ともいいます。
この色の指定方法を光の三原色の色の名前から RGB カラーと呼ぶこともあります。

このRGBに対して、それぞれ補色の関係にあるのが■シアン(Cyan)■マゼンダ(magenta)イエロー(yellow)です。
色相環 左図のように色相の変化を系統的に表すために環状に配列したものを「色相環」(カラーホイール)と言いますが、この色相環上でそれぞれの色に対向する180度の位置にある色の関係を「補色」と言います。

この補色の関係を調整して色合いを補正するのが、次のバリエーションやカラーバランス機能です。

バリエーション

「ここの色をこの色にしたい」など、はっきりと目的が決まっていないのなら、まずはバリエーションで何色を追加するとどのように補正されるのか、視覚的に確かめることから始めましょう。

元画像

まず、[ファイル−開く](Ctrl+O)で、目的の写真を開きます。

暗い感じがするので、もう少し明るいイメージに変えてみたいと思います。

バリエーション [イメージ−色調補正−バリエーション]をクリックします。(左図)

すると下図のような画面が開きます。

バリエーションダイアログ
バリエーションダイアログ

シャドウ・中間色・ハイライトの中から補正したい部分を選択し、グリーンやレッド、ブルーなどの6つのサムネールをクリックして補正します。 これらのサムネールは現在を中心に、それぞれ補色の関係で向かい合って並んでいます。
今回はブルーの色味を抑えたいので、向かい合うイエローのサムネールをクリックして補正してみました。 小・大のスライダをドラッグすると、1回に適用される補正の度合いを7段階で切り替えられます。

補正後の画像は、次のカラーバランス、色相・彩度で補正した画像と並べてご覧下さい。

カラーバランス

もっと細かい調整がしたい時には、カラーバランスや色相・彩度を使って補正します。
カラーバランスでは、補色の混合比を調整することによって画像全体の色合いを強調します。
上と同じように[イメージ−色調補正−カラーバランス](Ctrl+B)をクリックすると、下図のようなダイアログボックスが表示されます。

カラーバランス
こちらもシャドウ・中間調・ハイライトを選択して、目的の色のスライダをドラッグして調整します。
今回は、イエロー・ブルーのスライダを中間調-50・ハイライト-20に設定してみました。 輝度を保持するにチェックを入れておくと、画像の明るさの変化を抑えることができます。

補正後の画像は、次のカラーバランス、色相・彩度で補正した画像と並べてご覧下さい。

色相・彩度

彩度を高めることで色全体を強調するのが、色相・彩度コマンドです。
[イメージ−色調補正−色相・彩度](Ctrl+U)をクリックすると、下図のようなダイアログボックスが開きます。

色相・彩度
色相では、画像の色を色相環に沿って変化させます。彩度のプラスマイナスは鮮やかさ・明度は明るさをそれぞれ調整するスライダで、直接数値を入れてもOKです。
編集をクリックするとマスター・レッド系・イエロー系・グリーン系・シアン系・ブルー系・マゼンダ系それぞれ個別に設定ができます。 今回は、緑とフラミンゴの色を強調したかったので、グリーン系の彩度を+25、レッド系の彩度を+10・明度+10、イエロー系の彩度+30・明度+10に、そして全体を少し明るくするためにマスターを彩度+15・明度+15に設定してみました。

バリエーションで補正 カラーバランスで補正
バリエーションで補正 カラーバランスで補正
色相・彩度で補正  
色相・彩度で補正 バリエーションで補正をしたものより、カラーバランス・色相・彩度で補正した方が、微妙な調整ができることがわかりますでしょうか?
バリエーションは、どういう補正を加えたらどういう変化が現れるかという、あくまでもイメージを掴むための準備としての使い方と位置づけても良いかもしれません。

色の置き換え

元画像とまるで違う色に変えてしまうという、補正という言葉の範疇を大きく広げてしまう機能が色の置き換えというコマンドです。
でも、写真を素材として考える時、形はいいのだけれど色がどうしてもこの色じゃなくては困る(?)とかいう時もないとは言えませんよね。
折鶴元画像 この折鶴の色を変えてみましょう。

[イメージ−色調補正−色の置き換え]をクリックし、下図のようなダイアログボックス上で設定をしていきます。
色の置き換え 一番左のスポイトが選択されている状態で、変えたい色の部分をクリックします。するとサンプルの部分がその色に変わりますので、許容量を調整するか±のマークが付いたスポイトを使って再び画像内をクリックして色を追加するなどして、特定の色を指定します。
次に色相・彩度・明度のスライダを調整して変換したい色を作成します。
折鶴補正後1 今回は色相+100、彩度+30にして紫色の折鶴に変えてみました。
折鶴補正後2 選択範囲を作ることによって、画像の一部だけの色を変えることも簡単にできます。

まとめ

選択範囲を作る事によって、より細かい画像補正が可能になります。
いろいろ試してみてくださいね。

 

by kokoro 

 

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