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2006年08月01日

ムクゲ(槿・木槿)

むくげアオイ科 フヨウ属
学  名 Hibiscus syriacus 『シリアのハイビスカス』のような意

夏真っ盛りのこの時期、高速道路の脇などに咲く白や紫色の花を「何の花だろう?」と思ったことのある人は多いのではないだろうか。多分それは槿の花だ。お隣の韓国では「無窮花」と呼ばれる国花なのだとか。

この槿、学名を見てもわかるようにハイビスカスの仲間で、一重咲きの花を近くで見ると確かにハイビスカスと良く似ている。そして属している「アオイ科」には「アオイ」はもちろんだが、ちょっと意外な仲間もいたりするのである。では、どんな仲間たちがいるのかと言うと……?

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何気なく人家の庭から咲き零れていたら、芙蓉(フヨウ)。花は槿より一回り大きく、葉も大きく広いので、慣れればすぐに見分けがつく。

畑に整然と植わっているあまり背の高くないのは、オクラ。あのネバネバした食感の野菜は、槿と良く似た綺麗な花のあとにできる実なのだ。

人が隠れてしまうほど背が高く、ひまわり畑のように一面に植えられていたら、おそらく紙資源の話題で一躍有名になったケナフ。

同じように背が高くても、庭先や道路脇に植えられていたら、タチアオイかアメリカフヨウ。花が小振りで葉に少し厚みがあればタチアオイ、存在感のある大きな花と葉だったら、たぶんアメリカフヨウ。

庭先で鮮やかな色合いで咲き誇っていたら、ハイビスカス。花の色合いがとても鮮やかで葉に艶があるのと、真ん中のめしべの突出度が違うので、槿やフヨウとは見分けがつく。というより、「似ているな」とは感じても、同じ仲間だと思っている人は意外と少ないのではないかと思う。

意外な仲間がワタ(綿)。言わずと知れた木綿の材料となる「ワタ」も、なんと同じ「アオイ科」の仲間だったりする。もちろん花は良く似ているし、重い浮かべてみると、フヨウの実も中に種はいっぱい詰まっているものの、何となくフワフワした感じだ。

そして、名前は槿が属する科と同じでも、全く違う植物なのが「寒葵」や「双葉葵」。江戸・徳川家の紋として有名な「葵のご紋」の「三葉葵」や京都の「葵祭り」のモデルはこの「双葉葵」だそうだが、槿や芙蓉のような綺麗な花は咲かないし、葉の形も全く違う。当然属する科もちがって、こちらは「ウマノスズクサ科」。葉そのものはハート型のちょっと変わったかわいい葉っぱではあるのだが……。

投稿者 有瀬 : 22:32 | コメント (0)