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2006年06月01日

多い?少ない?いちごの種類

そろそろ「いちご」も店頭から姿を消すシーズンになってしまったが、さて、今年見かけた「いちご」にはどんな種類(品種)があっただろう?出荷量としては、関東圏では「とちおとめ」「章姫(あきひめ)」、関西圏では「とよのか」「さちのか」あたりが中心らしい。

そこで、他にはどんな種類があるのか、以前良く見かけた品種の記憶を探りながら少し調べてみた。

日本で最初に栽培されたのが「福羽(ふくば)」だそうだ。
1899年、フランスから導入されたゼネラル・シャンジー種をもとに、育成された品種。当初は皇室用のみとされ、庶民には手の届かない存在だったとか。そこから品種改良や交配が進み、さらに地方独特の品種などもあって、その数はかなりのものになる。

・耳になじみのある種類として、
女峰 宝交 ダナー 麗紅(れいこう) 久能早生(くのうわせ) など。
女峰はつい最近まで「西のとよのか」と並び「東の女峰」として、シェアを分け合っていたが、今では「とちおとめ」にその座を奪われつつある。
久能早生はその名の通り静岡県久能山の「石垣いちご」で使われていた品種だが、これも今は章姫に変わっているそうだ。
昨年伊豆にいちご狩りに行ったときに、いちごハウスのおばさんは「章姫という品種なんですよ」と教えてくれたが、以前は麗紅(れいこう)だったように思う。
子どものころ店頭に並んでいたいちごの箱には「宝交」と書かれていて、ちょっと酸っぱい味だった記憶がある。

・最近よく見かける種類として、
あまおう あすかルビー 紅ほっぺ など。
あまおう、あすかルビーは特に女性に人気があるのだとか。粒が大きくギフト用にも人気があるらしい。
紅ほっぺも最近特に関東で台頭してきた品種で、中まで赤いのが特徴だとか。

・地方色が強い名前として、
佐賀さちのか とねほっぺ 尾瀬はるか 甲斐姫 濃姫 えちごひめ さがほのか 北の輝 鬼怒甘(きぬあま)  さつまおとめ など。
これらの名前はインターネットショップやいちご狩り情報から集めたものなので、中には純粋に品種としての名前ではなく「ご当地の通り名」のようなものもあるかもしれない。
佐賀さちのかは時々店頭でも見かけることがある。実は我が家のベランダにも3株あって、収穫できた実はとても甘くて美味しかった。ただ、やはり素人の片手間栽培では受粉がうまくいかず、見かけはとてもいびつなものばかりだったのだが……。

・何となく歴史を感じる名前として、
芳玉 明宝 紅鶴 雷峰 幸玉 など。
これらは「品種改良の親」として出てきた名前もある。今出回っている品種のルーツをたどっていくと、このような品種名がどこかに出てくるかもしれない。品種改良の親として出てくる名前には、○○何号などというように、開発品種としての名しか持たない、ちょっとかわいそうな(?)品種もいくつかあった。

・他にも
ひみこ みつこ けんたろう レッドパール サンエンジェル など。
人の名前のついたものや、カタカナ名のものもあり、開発者の思いが伝わるような気がする。


最後に、調べていて思ったより種類の多いことに驚いたのだが、一つだけ疑問のまま残った品種がある。10年くらい前だろうか、伊豆の国市韮山あたりの「いちご直売所」で売られていたグローブのような形の大きないちご、「産地限定」のようなことも書かれていたのだが、あれはいったい何という品種だったのだろう……?

※写真はワイルドストロベリーの実


投稿者 有瀬 : 00:00 | コメント (0)