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2005年10月31日
深い眠りと浅い眠り
あっという間に金木犀の香りが去ってしまい、木々の葉が色づき始め、朝いつまでも布団にもぐっていたい季節になろうとしている。できればこのまま春で冬眠していたい!と思ったりもする……。

ところで、ヘビやカエルはともかく、熊やリスはなんで冬眠するのだろう?シロクマは冬眠するんだろうか?
■ヘビやカエルなどの変温(外温)動物の場合。
外気温と一緒に自分の体温も下がってしまうので、イヤでも動けなくなる。つまり受身の冬眠(一種の仮死・麻痺状態)なので暖かくなるまで起きて活動することはない。体の方もそれに合わせて、仮に眠っている間に外気温が0度以下になっても、凍らない血液を持っていたりする。
■リスなどの小動物の場合。
冬なると寒さに耐えるために体力を消耗する、なのにエネルギー源の食べ物は減る。それならば寒くなりすぎない場所で、体温を下げて体の機能を低下させ、動かないでじっとしていれば、エネルギーの消耗も少ない、ということらしい。動物によっては冬眠中の体温は0度近くまでさがるという。それでも最低限の生命維持をする分のエネルギーは必要だから、冬眠前にいっぱい食べて体脂肪を増やす。あるいはそれでも足りなくて(?)リスのように一定の周期ごとに目覚めては、貯めておいた食料を食べてまた眠る。
■熊の場合
これは本来の冬眠とは違うのだそうだ。絵本などでは「何をしてもクマさんは起きてくれません」みたいな表現を見かけるが、実際には「うとうとしている状態」で「冬ごもり」という方が適切だという。メスの熊にいたっては、その間に出産までしてしまうというから、びっくりした。ただ、それについては、産まれてくる仔が他の動物に比べて未熟な状態なため、逆に穴などの中で冬ごもりしている間に産んだ方が外敵から守りやすいからだということもあるらしい。なので、1年中「冬」とも言える地域に住むシロクマも、メスは冬眠ではないが「子育てのための穴ごもり」をするのだそうだ。
一口に「冬眠」と言っていても、実はいろいろ違うのだと、恥ずかしながら初めて知った。そしてこの「冬眠」という概念(?)自体が、四季のある温帯地域ならではのものであるということにも、今さらながら気づいたのだ。
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次回はお正月の更新になる予定だが、この「冬眠」について考えるきっかけと
なった、ちっちゃな動物「冬眠鼠」(読めるかな?)について、ちょっとだけ
紹介してみたいと思う。