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2005年08月01日
トマト

ナス科
原産地:アメリカ大陸(ペルーやアンデス山脈など諸説)
学名:Lycopersicon esculentum
別名:蕃茄(ばんか) 唐柿(からがき) 赤茄子(あかなす) など
最近ベランダ菜園のミニトマトの葉っぱが黄色くなってきて元気がない。暑さのせいか、肥料不足か?6月頃には毎日のお弁当のおかずやサラダの具に大活躍、「そのうちジャムが作れてしまう!」と思うくらい花も実もつけてくれていたのに。
もともと「超」がつくぐらい適当に植えていたので、改めて育て方を調べてみた。水は少なめでいいらしい、実が割れてしまうのは雨にあててしまったせいらしい、そして葉っぱが黄色くなってしまうのは「モザイク病」という病気のせいらしい。
そのモザイク病についてさらに調べていくうちに「?」な説明にぶつかった。「タバコを吸う人は感染するので、よく手を洗ってから手入れをするように」という。一読したときは「え?植物の病気が人間にうつるのか?動物の病気みたいに?」と思った。が、よく見てみると「手入れをする前に手を洗え」とい
う文章、「動物と遊んだときは石鹸で手を洗いましょう!」というのとは全く逆なのだ……。
なんと「タバコモザイク病」というのがあって、それがタバコから植物に感染するらしい。タバコを吸った手で触ったり、周りでタバコを吸うことも良くないのだそうだ。これでは春から秋の間、ベランダが喫煙所と化す我が家のこと、トマトが病気になっても当然というわけだ。もちろん原因はそれだけではないと思いたい。これから収穫を控えた同じナス科のナスの苗もベランダにある(こちらはまだ元気なままだが)というのに。
皮肉なことに、このタバコに弱いトマト、ガンに対する効用で注目される「リコピン」をはじめとするビタミン類を豊富に含み、体の塩分の排出を助けたり、高血圧に有効だったり、老廃物の排泄を助けて血液をサラサラにしてくれたり、さらには一緒に食べた他の食物のビタミンCまで守ってくれるのだとか。特に喫煙者にはなんともありがたい効用がずらりと並んでしまうのである……。
【オマケの豆知識】
このタバコモザイク病、トマトにとっても育てている人間にとっても迷惑なシロモノだが、近代医学においてはかなり重要な存在だったという。さまざまな病気の原因として「細菌」しか見つかっていなかった時代に、このタバコモザイク病の植物を使った実験で、初めて細菌より小さな「ウイルス」の存在がわかったというのだ。自然とか科学というのはどこから何が出てくるかわからないものだと思ってしまう。当時の科学者が何でタバコモザイク病をターゲットにしたのかも、そもそも不思議な気もするが。