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Vol.57 日本語再発見!(会話-自分の文化を語ること)
日本語再発見!(会話-自分の文化を語ること)恵比寿GARDEN PLACEに立ち寄ったあと、久しぶりに丸の内に行く。数年前からインターネットの活用方法やHTMLの記述などについてアドバイスさせていただいている岩崎氏の初のセミナーである、「己を知らずして国際化を語るなかれ」というセミナーに顔をだした。丸ビルの隣に新たにオープンした「丸の内 コンファレンススクエアM+」というところで開催。全3回の初回は「英語と日本語の文の構造の違い」というものから考える日本語教育と、日本の抱えている現実的な教育問題に触れていた。

「会話というものの中には人それぞれの文化があり、日本語で満足にコミュニケーションがとれない人が英語をマスターしても、果たして英語圏の人と対等に会話ができるのか」という話はとても興味深かった。相手がもしも日本語を話せる英語圏の人だったらどうだろう。自分や国のことについて、一歩踏み込んだところまで普通にどれだけわかりやすく語れるだろうか? 「文法で細かいことを習う前に、体当たりでコミュニケーションをとってみるという考え方もあるけど、単語ではなく文章としてのレベルで会話ができなければ、その人の知性は表現しきれない」というのにはとても耳が痛かった。(まあ、日本語でもそうなんだけどね)

ここのところ、いろいろな場面で英語でやりとりすることが多く、身振り手振りの単語レベルでは、少し踏み込んだ言葉のキャッチボールができないということに自分でもいやというほど気づいていた。それだけに今回の話はとても意味のあることだった。ましてや文化の違う人にいろいろなことを説明するというのは、たとえ言葉ができたとしてもとても難しいことだ。

英語でも雑談や世間話程度なら主語と動詞をうまくつなげてなんとか通してきたが、思想的・哲学的な話になると語彙が不足していたらもう話にならない。ましてや国によっては、宗教がかかわってくる場合も多々ある。それ以前に、自分の考えを上手い表現で主張できるかという部分は、もちろん基本的なことなのだけどね。

普段仕事ではネットの活用についてやPCの技術的なことをアドバイスする立場にある。専門用語を使うことは避けているが、何かに例えないとわからない人もいれば、論理的に説明されるのが好きな人も中にはいる。同じ日本人でも年齢や性別、あるいは職種や状況によって対応が変わることは特に技術的なことであれば日常茶飯事である。つまりその人の文化に合わせていることになるのだ。

言葉や文章にはその人の文化や知性が滲み出てしまうという。言語に関係なく自分の文化を一度振り返ってみるのもよい機会かなと思った。
  (2004/7/28)
 
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